TLS(Terrsetrial Laser Scanner
地上型レーザは3次元座標と反射強度を測定する機能を有しており 高密度な3次元データを短時間で所得することが出来る測量機です。 近年は国土交通省推進のICT土工、ICT舗装などで必須機器となっています。 UASと比べると広範囲な計測には向いていませんが、精密な3次元データを 取得出来ますので構造物等がある現場ではUASよりTLSを使用します。
I-Construction- ICT土工 起工測量、出来形測量
- ICT舗装 路床計測、下層、上層、基盤、表層計測
I-Construction
国土交通省よりI-Constructionが推進され今後3次元データが建設土木業界の 全プロセスに浸透していきます。 TLSを使用した起工測量では3次元地形データを取得、出来形測量で検査対象面を 計測し出来形管理帳票を作成します。 最新機器のTrimbleSX-10は点群取得点数は少ないですが、必要な計測エリアを 絞ることが可能で不要な計測が必要ありません。 また現場で3次元モデルを確認することが出来るので、未計測エリアがなくなります。
<使用機器・ソフトウェア>- Trimble社製レーザスキャナ / Trimble TX-8 Trimble SX-10
- Trimble Real Works / Trimble Bussines Center
ICT舗装
舗装版のI-Constructionになります。 非常に精度要求が高い業務となりますので、基準点の精度、使用器機の精度 が高いレベルにないといけません。 計測精度を満たすために事前に精度確認試験で要求を満たすか機器の試験を 行う必要があります。 Trimble TX-8 / Trimble SX-10 ともに精度確認試験を満たしており 1年に一回のメーカー点検校正証明書も取得しています。
<使用機器・使用ソフトウェア>- Trimble社製レーザ / TrimbleTX-8 Trimble SX-10
- Trimble Real Works / Trimble Bussines Center
トンネル計測
ドーム状の対象物はTLSが得意とするところです。 トンネルや水管などはTLS計測により内部の形状を精密に取得 することが出来ます。 歪み、直径を専用ソフトウェアで確認することも出来ます。 またトンネルや管の断面図を出力することも可能です。
<使用機器・ソフトウェア>- Trimble社製レーザ / TrimbleTX-8 Trimble SX-10
- Trimble Real Works / Trimble Bussines Center
災害エリア・文化財
災害エリアでもTrimbleTX-8は最大300mの計測が可能で、 崩壊地の3次元計測ができます。 石積み等もTrimbleTX-8で精密に計測することにより詳細な 3次元モデルが作成できます。 TX-8ではカラー取得に1眼レフも利用できるので非常に綺麗な 3次元モデルを取得出来ます。
<使用機器・ソフトウェア>- Trimble社製レーザ / TrimbleTX-8 Trimble SX-10
- Nikon製カメラ / D5300
- Trimble Real Works / Trimble Bussines Center
- AUTO PANO GIGA